今年度で60歳を迎え、定年退職ということで38年間の教員生活に幕を下ろします。最後の1年間をこの玉川中学校で過ごすことができ、とても幸せでした。何事にも真面目に、そして誠意をもって取り組んでいる皆さんの姿に、さすが玉川中学校だな・・と、いつも感心させられていました。ホームページに載せようと写真を撮るときに、そうした皆さんの姿勢が伝わればいいなと、思いながらカメラのシャッターを切っていました。
卒業生の皆さん、今日はわざわざ来てくれてありがとうございます。それぞれの進路先での活躍を楽しみにしています。
1・2年生の皆さんも、4月から新たなスタートのつもりで、自分なりの目標をもって頑張っていってほしいと思います。
保護者・地域の皆様へ
1年間でしたが、PTA活動や学校行事をはじめいろいろとお世話になりました。コロナ禍で十分な活動はできませんでしたが、復活させた行事として、文化祭でのシイタケカリントウ作りや、少年式の記念行事での餅つきなど、学校としても本当に助かりました。玉川という素晴らしい地域だからこそ、なしえたことだと思います。本当にありがとうございました。そしてこれからも玉川中学校をよろしくお願いします。
只今、各学年の代表に、修了証を渡しました。これは、それぞれの学年で学ぶべきことを修了し、新しい学年に進級することを認めるという証書です。4月からは、新入生を迎え、全学年が揃い、皆さんが、この玉川中学校を、更に発展させてくれるものと期待しています。
さて、玉川中学校の校訓は、皆さんしっかり覚えていると思いますが・・ 「和(わ)す」「磨く」「結ぶ」です。
それぞれの言葉のイメージから、なんとなくどんなことを目指しているのかが分かりますが、これに少し説明を加えたものが、生徒玄関から入った正面に、掲示してあります。気が付いている人もいると思いますが、またあとで見直してみてください。
そこには、まず「和す」は、「心豊かで人や自然と和す生徒」。次に「磨く」は、「主体的に活動し、自分を磨く生徒」。最後に「結ぶ」は、「地域に根差し、夢を結ぶ生徒」とあります。
文章の最後に「生徒」とあるように、これが玉川中学校の「めざす生徒像」なのです。先生方は、皆さんにこんな生徒になってほしいなと、日々思いながら授業をしたり部活動をしたりしています。
この校訓が示すように、これから先も、豊かな心をもって人や自然を大切にし、自分自身をどんどん磨いて、一人一人が光り輝いてください。そして、自分たちを支えてくれる家族や友人、地域の人との結び付きを大切にし、周りの方への感謝を忘れず、自分の夢の実現に向けて、頑張ってください。
皆さんの、新年度からの活躍を期待しています。
厳しい冬を乗り越え、校庭の木々にも春の訪れを告げる気配が漂ってきました。
今日のよき日に、ご来賓の皆様、保護者の皆様にご列席いただき、このように厳粛に令和四年度卒業証書授与式が挙行できますことを、心より感謝申し上げます。
本日、めでたく卒業の日を迎えた、三十二名の卒業生の皆さんおめでとうございます。
皆さんは、ご家族の温かい励ましや地域の皆様に支えられながら、九年間の義務教育を無事終了しました。中学校での三年間の思い出は数多くあるかと思います。その中でも、学校行事における団対抗戦では、「青龍」「朱雀」「白虎」のグループにおいて、3年生の皆さんが、それぞれの立場でリーダーシップを発揮して、1・2年生を導いてくれ、皆で協力して運動会や文化祭を、大変盛り上がりのある、立派な行事として成功させてくれました。合唱の練習や学習会などをしているときに3年生の皆さんが、とてもやさしく後輩たちに接していた姿が、とても印象的でした。これは、玉川中学校の伝統として、今後も末永く引き継がれていくものと思います。すばらしい伝統を築いてくれた皆さんに、感謝したいと思います。
今後は、それぞれが選んだ進路に向かって出発します。皆さんには、是非とも、自分なりの目標をもって歩んでいってほしいと思います。目標がある人は、迷いません。目標がある人は、努力することが、いやなことであったり、つらいことであったりは、しなくなります。努力することが、一歩一歩前進していけるという喜びとなるのです。身近なところから、小さのことからでも構いません、自分なりの目標をもって、自分を成長させていってほしいと思います。
そして、私からの、最後のお願いです。ここにいる仲間を、これからも大切にしていってください。同じ玉川中学校の卒業生として、心を許せる仲間として、これからもお互いに励まし合いながら、仲良くしていってください。皆さんが立派で、たくましく、そして、人を愛し、人からも愛される青年になることを願って、はなむけの言葉とします。
終わりになりましたが、保護者の皆様、本日は、お子様のご卒業、おめでとうございます。心からお慶び申し上げます。また、本校の教育に対しまして、ご支援・ご協力くださり、誠にありがとうございました。全教職員とともに、心から感謝し、お礼申し上げまして、式辞といたします。
本日は、玉川中学校同窓会の入会式、誠におめでとうございます。
玉川中学校は、昭和三十二年四月に、愛媛県で最初の統合中学校として、竜岡・鈍川・九和・鴨部の4校を統合して開校されました。その時の一期生の方々が中心となって、平成二年三月に、玉川中学校同窓会を設立しました。以来、長きにわたり、意思を引き継がれ、本校教育に多大なご支援・ご協力をいただいておりますことに、心より感謝申し上げます。
明日卒業式を迎える三年生の皆さんは、六十六期生となります。この三年間で、多くの人に出会い、そして支えられ、成長してきました。玉川中学校での友達との「出会い」が「一生の宝物」へと、先生方や地域の方々による「支え」が「感謝」へと、通い慣れた「校舎」や積み重ねた「思い出」が「母校への愛校心」へと変わることでしょう。今まで支えてくださった方々への感謝の気持ちを忘れず、四月からの新たな出会いを広げていってほしいと思います。
玉川中学校の校訓は『和す・磨く・結ぶ』です。その中の「結ぶ」とは、地域と自分を結ぶ、仲間と自分を結ぶ、先輩や後輩と自分を結ぶ。そして、自分の夢を結ぶ。結ぶという言葉には、つなぐ、集めて組み立てる、物事をまとめて締めくくるなどの意味があります。玉川中学校同窓会は、校訓に刻まれている「結ぶ」という精神そのものであると思います。
同窓会の入会式にあたり、三年生の皆さんが、これから十年先、二十年先、あるいは五十年先まで、旧友を温め合えるような仲間となることを、そして、玉川中学校同窓会の益々のご発展を祈念いたしまして、祝辞といたします。
立春を迎え、厳しい寒さの中にも、梅の香りとともに、春の訪れが感じられる頃となりました。昔の暦では、この
立春をもって新年とし、一年の始まりとしたそうです。この良き日に、少年式を迎える、二年生の皆さん、おめでと
うございます。
皆さんの、十四歳という年齢は、昔の武士の元服の年齢であり、現在では少年法で、刑事責任を負い、刑事罰を受
けなければならなくなる年齢でもあります。これを大人への階段を上る大切な時期と考え、「自覚・立志・健康」の
三つをスローガンとして、愛媛県が全国に先駆けて始めたのが、この少年式です。
この少年式を一つの節目として、今までの自分を振り返り、将来への見通しをもって、より成長していける心構え
をつくってほしいと思います。
そこで今日は、短歌の歌集「一握の砂」で知られている石川啄木の言葉を紹介します。
「人は出会って知人になり、語り合って友となり、共に汗して仲間になる」
石川啄木は、岩手県出身で明治の時代に活躍した人です。彼の人生は、まさしく波乱万丈と言えるものでした。
その生き様は破天荒といわれる一面も、あったようですが、最後は、貧困のあまり病院にも行けず、薬も買えず病死してしまいます。そんな石川啄木の人生を、親身になって支えてくれたのは、彼をとりまく友人そして仲間たちでした。そんな人生であったからこそ、この言葉が遺されたのかと思います。
「人は出会って知人になり、語り合って友となり、共に汗して仲間になる」
この先にも、皆さんには、多くの人との出会いがあると思います。その出会いを、一つ一つ大切にし、そして友や仲間を大切にしていってほしいと思います。
今、世の中は新型コロナウィルス感染症の影響で大変な状況にあります。こんな時だからこそ、人と人とのつながりとか「絆」が、大切になると思います。
最後になりますが、今のこの困難な状況を乗り越えて、明るい未来へと、皆さんが、夢や希望をもって、進んでいけますよう祈念いたしまして、式辞といたします。
あけましておめでとうございます。
冬休み中は、大きな事故もなく、全員元気で新しい年を迎えることが出来たこと、大変嬉しく思います。
さて、昨年、宝島社の「田舎暮らしの本」という雑誌で行われた「住みたい田舎ベストランキング」において、今治市は「人口10万人以上20万人未満」の都市部門において、総合部門1位、若者世代・単身者部門1位・子育て世代1位・シニア世代1位と、すべての世代でも1位に輝くことになりました。全国から注目されている魅力のある街ということで、皆さんにも、誇りをもっていただきたいなと思います。
年が改まり、令和5年、2023年が始まりました。
今日から始まる3学期は、大変短く、授業日数を数えてみると、1,2年生が53日、3年生が48日しかありません。うかうかしていると「あっ」という間に終わってしまいます。そうならないように、それぞれの学年が、今、何をしなければならない時期なのかを考え、1日1日を大切に過ごして欲しいと思います。
3年生は、言うまでもなく、進路決定に向けての、大切な時期になります。後悔のない進路決定をするためにも、「人事を尽くして天命を待つ」といった心境になれるように、頑張りましょう。3年生の学年全体で勉強に取り組む雰囲気をつくり、無駄のない 日々と、時間を送って欲しいと思います。
2年生は、今学期より、生徒会の運営を中心となって行っていかなければなりません。生徒会活動を通して、玉川中学校を支える責任の重さを自覚してください。先輩たちや3年生が作ってきた伝統を受け継ぎ、さらに、皆さんの持ち味を加え、新しい校風を作って欲しいと思います。また、2月には少年式が行われます。14歳になると、社会的な責任を問われることを自覚し、よく考えた、責任ある行動に努めて欲しいと思います。
1年生は、小学生気分も抜け、少しずつ中学生らしい、言葉づかいや振る舞い、そして気遣いが出来る人が、増えていることと思います。また、4月には新しい1年生が入学し、皆さんが先輩として、見習われる側になります。一層、勉強や部活動に励み、先輩と呼ばれるにふさわしい実力を身に付けてください。
以上のことをそれぞれの学年に期待しますが、3学期は今年1年のまとめと、次の学年への準備期間でもあります。次の学年の最初には、自分はこうなって居よう、こういうことが出来るようになろうという、具体的な目標をもって、1日1日を大切に過ごしてください。
最後に、2学期の終業式でお話しした、「心の生活習慣」を、学校生活の中でもプラスにはたらく「心の生活習慣」になるように実践してください。
今日で長かった2学期も終わります。運動会や文化祭など多くの行事がありましたが、どれも立派にやり遂げるこ
とができたと思います。
特に「朱雀」「青龍」「白虎」の3つのグループでの団活動では、3年生がリーダーシップを発揮して、1・2年
生を優しく指導する姿が印象的でした。玉川中学校の伝統として、今後も受け継いでいってほしいと思います。
さて、これから冬休みを迎えるにあたり、1日1日を大切に過ごし、より充実した毎日にしていくために、今日は、
「心の生活習慣」についてお話しします。
「生活習慣」といえば、「早寝早起き」とか、朝起きて顔を洗って、歯を磨く、といったことをいいます。
初めは、「面倒だな」「大変だな」と思ったことでも、続けてやっているうちに、やがて自然と行うことができるようになるものです。私たちは、「繰り返して行うこと」に慣れていくからです。
一方で、「よくないと知りつつ、ついやってしまう行為」についても、繰り返すうちに慣れて、なんとも思わなくなってしまうという点にも注意しなければなりません。私たちが、話したり行動したりという「表面に現れる言動」の裏側には、必ず「心のはたらき」があります。日頃、何を大切に思い、何に価値を見出しながら生活しているか。また、その時々に出会う物事に対して、どのように心が動くか。そうした心のはたらきが、言動の一つ一つに影響を与えます。
「良い」「悪い」の判断をするとか、「頑張ろうか」「怠けようか」といった判断をする「心のはたらき」が、繰り返していくうちに、積もり積もって「心の生活習慣」というものが、できてくるのではないでしょうか。
日常の小さな心づかいであったり、言動にも「心の生活習慣」は、表に現れてくるものです。
「明るい挨拶をする」
「温かい言葉をかける」
「気持ちよく掃除をする」
「進んで履物をそろえる」
「優しい気持ちで人に接する」
こうした言動を「心の問題」としてとらえるなら、その気になりさえすれば、いつでもどこでも実践できます。なおかつ、周りの人に喜んでもらえたり、自分の心の中にも喜びが生まれるようになると、繰り返して実践するように、自然と「心」が向かっていきます。こうして、プラスにはたらく「心の生活習慣」が定着するのです。
今日から始まる冬休み、自分でできる小さなこと、今すぐできることを通して、プラスにはたらく「心の生活習慣」を身に付けていってほしいと思います。
そして、迎える新年(2023年・令和5年)が、皆さんにとって、よい年になることをお祈りしています。
まずは、県新人体育大会に出場する選手の皆さん、出場おめでとうございます。
今治市での予選のときにもお話ししましたが、まずは「平常心」で試合に臨み、練習の成果を試合の中で発揮することです。
そして「課題や問題点を見付けること」です。県大会には各地区の大会を勝ち上がってきた選手たちが出場してきますから、よりレベルの高い課題や問題点に、試合を通して気付くことができると思います。
県大会に出場できるということは、レベルアップのためのチャンスを与えてもらったということなので、最大限に、このチャンスを生かしてほしいと思います。
皆さんの健闘をお祈りしています。
本日の文化祭のテーマは、1年生男子が考えてくれた、
Impact ~騒ぎ出せ!全細胞~ でした。
今日の文化祭は、どの発表もテーマのように「インパクト」のあるものばかりでした。
そこで、「インパクト」という言葉について思い当たったことをお話しします。2015年に行われた、ラグビーのワールドカップで、日本代表が強豪国の南アフリカを倒し、一躍世界の注目を集めた時の監督は、オーストラリア代表チームのヘッドコーチもしたことのあるエディー・ジョーンズさんでした。エディー・ジョーンズさんが、日本代表チームを世界に通用するようなチームにするために、猛練習をすること以外にも行ったチーム改革があります。今までは、ラグビーでは「リザーブ」、その他の競技では「控え」とか「補欠」「ベンチ」と呼ばれていた「交代要員」のことを、「インパクト・プレイやー」と呼ぶようにしたのです。
試合の途中から交代で出場しても、先発のメンバー以上に、試合の流れをも変えることができる。そういった意味を込めて「インパクト・プレイヤー」と呼ぶことで、全員の力で試合を戦い抜くという意識を選手たちに持たせたのです。
今日の文化祭は、皆の力で作り上げられた、生徒一人一人が、それぞれの場面で主役となって活躍した文化祭だったと思います。
保護者や地域の皆さん。本日はご観覧ありがとうございました。また、バザーや本日の運営にもご協力いただきましたPTAの皆様ご苦労様でした。生徒たちはコロナに負けず、何事にも積極的に取り組んでいます。文化祭で2学期の大きな行事は終わりですが、これからも玉川中学校をよろしくお願いいたします。
明日(4日)から、今治・越智中学校新人体育大会が始まります。いよいよ、1・2年生のシーズンが始まるわけですが、新チームの皆さんに、二つのことをお願いして激励の言葉としたいと思います。
まず一つめは、『平常心』で試合に臨むことです。
「試合だから」、「公式戦だから」と、普段以上に頑張ろうとすると焦りが生まれ、
「あがる」という状態になり、練習ではできていたことが、できなくなり、力を十分に出せなくなります。
普段の練習と同じ気持ち、『平常心』で戦うことで、今まで一生懸命練習したその成果を、存分に発揮してほしいと思います。
二つ目は、「課題や問題点を見付ける」ことです。
この新人大会は、来年の総体へ向けての大切な通過点だとも思います。もちろん試合の勝ち負けは大切なことですが、それだけにとらわれず、「次にいい試合をするために」、「次に勝つために」はどうすればよいのかという、課題や問題点を見付けられる大会としてください。
試合や大会の中でしか気付けないことが、たくさんあると思います。
皆さんが部活動をすることで、保護者の方をはじめ、たくさんの方々のお世話になっていると思います。その方々への感謝の気持ちも込めて、最後の最後まであきらめない、粘り強い試合をしてください。
終わります。