<校長室より> 文化祭でのお話

2022年11月7日 09時06分

 本日の文化祭のテーマは、1年生男子が考えてくれた、

 Impact ~騒ぎ出せ!全細胞~  でした。

 今日の文化祭は、どの発表もテーマのように「インパクト」のあるものばかりでした。

 

 そこで、「インパクト」という言葉について思い当たったことをお話しします。2015年に行われた、ラグビーのワールドカップで、日本代表が強豪国の南アフリカを倒し、一躍世界の注目を集めた時の監督は、オーストラリア代表チームのヘッドコーチもしたことのあるエディー・ジョーンズさんでした。エディー・ジョーンズさんが、日本代表チームを世界に通用するようなチームにするために、猛練習をすること以外にも行ったチーム改革があります。今までは、ラグビーでは「リザーブ」、その他の競技では「控え」とか「補欠」「ベンチ」と呼ばれていた「交代要員」のことを、「インパクト・プレイやー」と呼ぶようにしたのです。

 試合の途中から交代で出場しても、先発のメンバー以上に、試合の流れをも変えることができる。そういった意味を込めて「インパクト・プレイヤー」と呼ぶことで、全員の力で試合を戦い抜くという意識を選手たちに持たせたのです。

 今日の文化祭は、皆の力で作り上げられた、生徒一人一人が、それぞれの場面で主役となって活躍した文化祭だったと思います。

  

 保護者や地域の皆さん。本日はご観覧ありがとうございました。また、バザーや本日の運営にもご協力いただきましたPTAの皆様ご苦労様でした。生徒たちはコロナに負けず、何事にも積極的に取り組んでいます。文化祭で2学期の大きな行事は終わりですが、これからも玉川中学校をよろしくお願いいたします。