<開会式>
いよいよ運動会が始まりました。この日のために、練習や、準備に本当に一生懸命に取り組んできた皆さんの姿は、とても立派でした。うまくできなかったり、思うようにいかなかったことが数多くあったと思います。しかし、その経験こそが皆さんを成長させてくれるものです。是非とも、今日、その成果を見せていただきたいと思います。
今年のスローガンは、2年生の「山城 咲弥」さんが考えてくれた 「一致団結! 92個の青春!」です。
運動が得意な人も、苦手な人も、皆が協力し一致団結して頑張ること。全校生徒の一人一人が、それぞれの場面で主役となって、この運動会を楽しみ、盛り上げ、一人一人の心の中に、思い出として残る。そんな青春の1ページとなることを期待しています。
今年度から、「朱雀」「青龍」「白虎」の3つのグループに分かれての運動会となりました。玉川中学校の行事として、ここから始まる、新しい流れを作ってほしいと思います。
終わりになりましたが、地域の方々、ご家族の皆様、本日は早朝よりご観覧いただき、誠にありがとうございます。時間の許す限りご観覧いただきたいと思います。
また、コロナウィルス感染予防対策にも、ご協力いただきますよう、ご協力よろしくお願いします。
それでは、生徒の皆さん頑張ってください。終わります。
<閉会式>
今年の運動会も、残すところ、この閉会式のみとなりました。
今日一日、皆さんを見て感じたことは、全校生徒の一人一人が主役となって輝いていたということです。
笑顔がありました。悔しそうな顔もありました。必死の顔もありました。そういった一つ一つの顔に、この玉川中学校の素晴らしい未来も感じることができました。皆さんにとっても心に残る運動会ができたことと思います。生徒の皆さん、本当にお疲れさまでした。そして、すばらしい運動会をありがとうございました。
最後になりましたが、早朝よりご観覧いただきました、地域の方々、ご家族の皆様にお礼を申し上げまして、閉会の挨拶といたします。本日は誠にありがとうございました。 終わります。
まだまだ暑い日が続いていますが、42日間の長い夏休みが終わりました。この夏休み中、玉川中学校では、特に命に関わるような大きな事故や事件はなく、全員がそろって2学期を迎えることができたことを、大変うれしく思います。
1学期の終業式では、「やる気」についてお話ししました。何もしていないのに突然「やる気」が湧いて出てくることはなく、自分自身が目標をもち、努力を続けていくうちに「やる気」というものが湧いてくること。そして、本当の「やる気」・・「本気」になっていくというお話でした。
みなさんはどうでしたか? 「本気」で部活動をしたり、「本気」で勉強をすることができたでしょうか?
「本気」になるというのは、なかなか難しいものです。そこで、詩人で書家でもある、相田みつおさんの書いた詩を紹介します。
『 本 気 』
なんでもいいからさ 本気でやってごらん
本気でやれば 楽しいから
本気でやれば 疲れないから
疲れても 疲れがさわやかだから
この詩にある 「本気でやると楽しい」 これは、分かりますね。いいかげんにやることや、ふざけてやっていることには、本当の楽しさを味わうことはできません。
「本気でやれば疲れない」 夢中になって何かに取り組んでいるときは、疲れていることさえ忘れているということでしょうか。
更に、「疲れていても 疲れがさわやかだから」 「疲れがさわやか」なのは、そこに充実感や満足感そして幸福感があるから、そんな感覚になるのでしょうか。
さて、この詩にあるこの感覚! 「楽しくて」「疲れてもさわやかな」感覚を、多少なりとも何かに「本気」で取り組んだことのある人には、なんだか分かる・・ 共感できるところがあるのではないでしょうか。
今日から始まる2学期には、運動会、新人戦、文化祭・・と、多くの行事があります。勉強についても特に3年生は、進路選択に向けての大切な時期になります。
是非ともみなさんの「本気」になった姿を見せてほしいと思います。
まず「社会を明るくする運動 弁論大会」ですが、教室の中で皆さんが心にしていることを文章にして、表現してくれていると思います。今日と同じように、自分の思いを堂々と発表してきてください。
次に、男女ソフトテニス部の皆さん、県大会出場おめでとうございます。
今治市・越智郡の代表として、地区予選で敗退してしまったチームや選手たちのためにも、全力で試合に臨んでほしいと思います。
いかに相手が強くあろうとも、試合の流れでうまくいかない状況になろうとも、自分を信じ、仲間を信じて、持てる力を出し切って、戦い抜いてください。そして、市予選の時にも言いましたが、
「勝っておごらず、負けて腐らず」玉中生として誇りをもって、真摯な態度で試合に臨んでほしいと思います。
次に、県吹奏楽コンクールに出場する吹奏楽部の皆さん、すばらしい演奏でした。
一音一音に心を込めて、悔いの残らない演奏ができるよう、本番まで残されたあと少しの期間、日々の練習を大切にして頑張ってください。
皆さんの健闘を祈ります。
終わります。
明日から42日間の長い夏休みを迎える皆さんに「やる気」についてのお話をします。
脳科学者の池谷裕二さんによりますと、「脳は、作業を始めることによって興奮してくる」この状態を「作業興奮」というそうです。「やり始めるとやる気が出てくる」ということです。
テレビの前でゴロゴロしながら、「勉強」しなければいけないとは分かっていても、ついつい「やる気」がないからといって、ダラダラしてしまう。よくあることですよね。
確かに、勉強の「勉(べん)」は、勉(つと)めるとも読めます。勉強の「強(きょう)」は、強(つよ)いとか、強(し)いるとも読めます。
即ち「勉強」とは、その文字が表すように、強(し)いて、勉(つと)めてするものなのかもしれません。
何もしていないのに、ある日突然、「やる気」に満ち溢れて「勉強」をしたくてたまらなくなる。なんていうことは、まずないということです。
他の人を見てあこがれたり、他の人から励まされたりすることで「やる気」になることがありますが、付け刃(やいば)の「やる気」はすぐに失せてしまいます。
本当の「やる気」というものは、自分自身が目標に向かって努力して、頑張っているうちに、少しずつ成果が出始め、自分なりに行けるぞと思い始めたときに、心の底から湧き上がってくるもの。これが本当の「やる気」だと思います。
言葉が似ているだけですが、本当の「やる気」が「本気」なのかもしれません。
特に、困難なものや苦手なものに対しては、最初から「やる気」のある人、「本気」になれる人なんていません。
「自分の進路に向けて勉強を頑張る。」多くのの人にとって、困難で、苦手な事かと思います。
将来の職業や進路なんて、まだ、あいまいだし、その時になってみないとよく分からない。なんていう人も中にはいると思います。
目標も何もなく、ただ勉強を頑張る。これで「やる気」が湧いてくる人は、なかなかいないと思います。
「やる気」になる。「本気」になる。そのためには、そうなるように自分を仕向けて行く「手立て」が必要であるということです。
その「手立て」の一つが、目標を持つことであり、計画を立てることだと思います。
明日からの夏休み。のんびり、ゆっくり過ごす時間も必要かとは、思いますが、是非とも自分なりの目標をもち、計画を立て、有意義な毎日にしてほしいと思います。
いよいよ今治・越智中学校総合体育大会が、来週の火曜日から始まります。
この日のために、日々の練習に励んできた皆さんが、持てる力を発揮して、悔いの残らない試合ができることを望みます。
試合直前ですので、今からできることは、当日に向けてコンディションを整えておくことが一番大切かと思います。
そして試合に臨むにあたっては、メンタルな面も大切です。どのような試合展開になろうとも、決して最後まであきらめることなく、戦い抜いてほしいと思います。
最後に、お願いです。
試合というのは、勝負事です。勝ち負けがあるわけで、勝って喜ぶ人とともに、その目の前には、負けて悔しい思いをしている人がいるわけです。お互いが共に戦った仲間として、試合相手への配慮も忘れることのないようにしてください。
「勝っておごらず、負けて腐らず」玉中生として誇りをもって、真摯な態度で試合に臨んでほしいと思います。
まず最初に、少し実験をします。ここにあるのは、白い綿です。後ろの人見えますか?
これ(白い綿 = ニトロセルロース)に火をつけます。「3 2 1 ハイ 」
綿そのものは、なかなか燃えにくいものですが、薬品を使って変化させれば、跡形もなく燃えてしまう物質に変えてしまうことができるのです。
よく「心に火をつける」とか、 「心のスイッチを入れる」とか、言われます。
なんらかのきっかけがあることで、「やる気」とか「意欲」が高まることを言うのですが、
中学校に入学する。学年が1つ上がる。といった節目をきっかけとして、「何かしら、頑張ろう」と思う、「心に火が灯った」状態に、多くの人がなっていたと思います。
是非その「心の灯火(ともしび)」を大切に、これからも頑張ってほしいと思います。
「アルデバラン」
令和3年10月から令和4年4月まで放映されたNHK連続ドラマ小説の主題歌の曲名が「アルデバラン」といいます。この曲を作詞・作曲したのは、森山直太朗さんです。アラビア語で「後に続く者」という意味をもつ「アルデバラン」という星の名前から、この歌詞やタイトルが決まったようです。ドラマの内容からも、世代を超えて、次世代の子どもたちに明るい未来を繋げていってほしいという思いが込められているようにも感じます。是非とも歌詞の内容にも注目しながらこの曲を聴いてみてください。
次に、「アルデバラン」の見付け方です。冬の代表的な星座であるオリオン座の右斜め上にあります。おうし座の一等星で、赤橙色の星です。この星の位置関係から、プレアデス星団の後に続いて東の空に昇ってくることが分かりますね。(理科の授業で学習します。)
こうした星々を眺めながら、宇宙の神秘に想いを馳せ、人間の力を越えたものに対する畏敬の念を抱いていると、日々の悩み事が些細な事に感じ、心が癒されるのかとも思います。今、世の中は新型コロナウィルス感染症の影響やロシアのウクライナへの侵攻で大変な状況にあります。こんな時だからこそ、人類が協力することで、この困難な状況を克服できるであろうことを信じ、明るい未来へと、夢や希望をもって進んでいくことが大切だと思います。
色鮮やかな花々に囲まれ、春の香りが満ちあふれる、このよき日に、今治市玉川支所長 森 理 様、本校PTA会長 青野昌一 様、新入生の保護者の皆様にご臨席を賜り、このように厳粛に、令和4年度の入学式が挙行できますことを心より厚くお礼申し上げます。
本日、入学式を迎えた、新入生の皆さん、入学おめでとうございます。玉川中学校の制服に身を包んだ皆さんの姿は、とても輝いて見えます。今日から、中学校で頑張るぞという、決意の表れだと思います。
入学式は、長い人生の中で、一つの節目をつける大事な儀式です。中学生としての自覚を高める機会にしなくてはなりません。今日の喜び、緊張、決意を忘れることなく、実り多い中学校生活を送ってほしいと思います。 これからの三年間は、将来の夢や希望、進路を考える大切な時間でもあります。じっくりと腰を据えて、自分はどのように暮らし、生きていくのかを、考えていきましょう。
中学校では、いろいろなことを学びます。教科の学習だけではありません。問題を考えたり、知識や技能を身に付けたりするのと同時に、部活動や学校行事など様々な体験をします。そうした活動を通して、多くの人と関わり、コミュニケーションの能力を高めていきます。「人」との出会いを大切にし、「人」として大きく成長していけるように、何事にも前向きな気持ちをもって取り組んでください。
玉川中学校の校訓は、「和す」「磨く」「結ぶ」です。
「和す」とは、豊かな心をもって、思いやりを大切にし、互いに高め合う集団づくりをしていくこと。
「磨く」とは、確かな学力を備えるとともに健康な体づくりに、一生懸命に励むこと。
「結ぶ」とは、真心をもって人や物事と つながっていくなかで、社会性を養い、夢や目標に向かって努力する力を育てていくことです。
玉川中学校の校訓を一つの目標として、中学生として力強く、たくましく、充実した学校生活を送ってほしいと思います。
終わりになりましたが、保護者の皆様、本日は、お子様のご入学おめでとうございます。心からお喜び申し上げます。
中学時代は、体の成長・心の成長も急激で、多感な時期です。この大切な時期にお預かりしますが、全教職員 心を一つにして、ご期待に添うよう努力したいと思います。今後とも、学校に対しまして、深いご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げまして、式辞といたします。
今日から、令和4年度の学校生活が始まります。
それぞれ新しい気持ちで始業式を迎えたことと思いますが、何事も最初の一歩、踏みだしが大切であると言われています。3年生は最上級生として、また2年生は3年生を支える中堅の学年として、しっかりとした自覚を持ってスタートを切って欲しいと思います。
特に、3年生は学校を代表する顔であり、最上級生として、学校生活全般にわたって1,2年生をリードして欲しいと思います。また、小学校のときから合わせて9年間続いた、義務教育の最後の学年でもあります。この後、皆さんが進む道は、自分自身で決めなくてはいけません。一人一人が希望する進路を実現していくためにも日々の努力を積み重ねていきましょう。
人生は、いつだって順風満帆でうまくいくときばかりではありません。
失敗したり、つまずいたり、壁にぶち当たるときが訪れます。そんなときに、助けてくれたり励ましてくれたりする、 周りの人の存在はありがたいものです。
それは、友人であったり家族であったり学校の先生であったりするでしょう。
しかし、一番力強く自分を励まし、頑張ろうと思わせてくれるのは、「昔頑張った、自分」なのだそうです。
将来大人になったときに、若い時に頑張った自分の姿を思い出し、その姿に恥じることの無いように頑張ろうと思う。それが「昔頑張った自分」なのだそうです。
中学生の皆さんにとっては、まだ、「昔頑張った、自分」というのは無いかもしれません。
ひょっとすると、今現在、「勉強」や「部活動」などに頑張っている毎日こそが、「昔頑張った自分を」つくっていることになるのかと思います。
自分の心に「うそ」はつけません。自分の心に恥じることの無いように一日一日を大切にしていってほしいと思います。
これで1学期の式辞を終わります。