<校長室より> 2学期 始業式でのお話
2022年9月1日 13時38分まだまだ暑い日が続いていますが、42日間の長い夏休みが終わりました。この夏休み中、玉川中学校では、特に命に関わるような大きな事故や事件はなく、全員がそろって2学期を迎えることができたことを、大変うれしく思います。
1学期の終業式では、「やる気」についてお話ししました。何もしていないのに突然「やる気」が湧いて出てくることはなく、自分自身が目標をもち、努力を続けていくうちに「やる気」というものが湧いてくること。そして、本当の「やる気」・・「本気」になっていくというお話でした。
みなさんはどうでしたか? 「本気」で部活動をしたり、「本気」で勉強をすることができたでしょうか?
「本気」になるというのは、なかなか難しいものです。そこで、詩人で書家でもある、相田みつおさんの書いた詩を紹介します。
『 本 気 』
なんでもいいからさ 本気でやってごらん
本気でやれば 楽しいから
本気でやれば 疲れないから
疲れても 疲れがさわやかだから
この詩にある 「本気でやると楽しい」 これは、分かりますね。いいかげんにやることや、ふざけてやっていることには、本当の楽しさを味わうことはできません。
「本気でやれば疲れない」 夢中になって何かに取り組んでいるときは、疲れていることさえ忘れているということでしょうか。
更に、「疲れていても 疲れがさわやかだから」 「疲れがさわやか」なのは、そこに充実感や満足感そして幸福感があるから、そんな感覚になるのでしょうか。
さて、この詩にあるこの感覚! 「楽しくて」「疲れてもさわやかな」感覚を、多少なりとも何かに「本気」で取り組んだことのある人には、なんだか分かる・・ 共感できるところがあるのではないでしょうか。
今日から始まる2学期には、運動会、新人戦、文化祭・・と、多くの行事があります。勉強についても特に3年生は、進路選択に向けての大切な時期になります。
是非ともみなさんの「本気」になった姿を見せてほしいと思います。