<校長室より> 卒業式でのお話

2023年3月23日 13時09分

 厳しい冬を乗り越え、校庭の木々にも春の訪れを告げる気配が漂ってきました。

 今日のよき日に、ご来賓の皆様、保護者の皆様にご列席いただき、このように厳粛に令和四年度卒業証書授与式が挙行できますことを、心より感謝申し上げます。

 本日、めでたく卒業の日を迎えた、三十二名の卒業生の皆さんおめでとうございます。

 皆さんは、ご家族の温かい励ましや地域の皆様に支えられながら、九年間の義務教育を無事終了しました。中学校での三年間の思い出は数多くあるかと思います。その中でも、学校行事における団対抗戦では、「青龍」「朱雀」「白虎」のグループにおいて、3年生の皆さんが、それぞれの立場でリーダーシップを発揮して、1・2年生を導いてくれ、皆で協力して運動会や文化祭を、大変盛り上がりのある、立派な行事として成功させてくれました。合唱の練習や学習会などをしているときに3年生の皆さんが、とてもやさしく後輩たちに接していた姿が、とても印象的でした。これは、玉川中学校の伝統として、今後も末永く引き継がれていくものと思います。すばらしい伝統を築いてくれた皆さんに、感謝したいと思います。

 今後は、それぞれが選んだ進路に向かって出発します。皆さんには、是非とも、自分なりの目標をもって歩んでいってほしいと思います。目標がある人は、迷いません。目標がある人は、努力することが、いやなことであったり、つらいことであったりは、しなくなります。努力することが、一歩一歩前進していけるという喜びとなるのです。身近なところから、小さのことからでも構いません、自分なりの目標をもって、自分を成長させていってほしいと思います。

 そして、私からの、最後のお願いです。ここにいる仲間を、これからも大切にしていってください。同じ玉川中学校の卒業生として、心を許せる仲間として、これからもお互いに励まし合いながら、仲良くしていってください。皆さんが立派で、たくましく、そして、人を愛し、人からも愛される青年になることを願って、はなむけの言葉とします。

 終わりになりましたが、保護者の皆様、本日は、お子様のご卒業、おめでとうございます。心からお慶び申し上げます。また、本校の教育に対しまして、ご支援・ご協力くださり、誠にありがとうございました。全教職員とともに、心から感謝し、お礼申し上げまして、式辞といたします。