<校長室より>修了式&壮行会

2021年3月25日 17時40分

<修了式 式辞>

 3年生が卒業し、少し寂しい思いで過ごした1週間でしたが、1年生、2年生ともに、進級することの自覚が芽生えてきた1週間でもあったと思います。

 本日、令和2年度の修了式を迎えました。3学期は終業式ではなく、令和2年度の修了式ということで、先ほど代表者に修了証をお渡ししました。皆さんにもこの後の学活で担任の先生から渡してもらいますが、いつもの通知表の裏に修了証というのがあります。先ほど読んだように「今の学年の課程を修了したことを証する」ということで、校長印を押しています。ない人は進級できませんので、確認してみてください。

 さて、明日からの春休みは、この1年間を振り返り、次の学年に向けての準備をしてほしいと思います。著書『置かれた場所で咲きなさい』で有名な、ノートルダム清心学園の理事長であった渡辺和子さんは、「時間の使い方は、そのまま命の使い方になる。」と言っています。まだ若い皆さんにとっては、自分自身の時間は無限にあるように思うかもしれません。しかし、2年生にとって、進路、すなわち「受検」というものを考えた時、今の2年生に残された時間は1年もありません。それまでの時間の使い方が、その後の人生を大きく左右します。また、部活動のことを考えてみると、運動部は6月の初めには今治・越智の総体があり、残された時間は、2ヶ月余りです。残された時間は、どの中学生も同じです。その時間にどれだけ自分を磨けるかが勝負です。

 また、2週間後には新入生が入学してきます。今の1年生にとっては、中学校での初めての後輩です。後輩にとって良いお手本となるようにしてください。また、部活動や生徒会活動など、先輩である今の2年生が引退後に学校の中心となっていくようになります。先輩の後を継げるよう、1分1秒を大切にして過ごしてください。

 それでは、4月の始業式には、元気な姿で好スタートが切れることを願って、式辞とします。

 

<壮行会 激励の言葉>

 まずは、愛媛県選抜チームの一員として富山県で行われる全国大会に明日から出発する男女ソフトテニス部の4名、そして、愛媛県代表校として三重県で行われる全国大会に29日の離任式後に出発する男子ソフトテニス部の8名、また、部活動ではありませんが硬式野球の愛媛県代表クラブチームの一員として東京で行われる全国大会に今日から出発する1名、全国大会出場おめでとうございます。

 しかし、今回の全国大会はゴールではなく、夏の大会に向けての新たなスタートとしてください。自分の今までの実力が全国でどれほど通用するか、臆することなく全力を出して切ってください。そして、そこで得たものや感じたことをお土産といて持ち帰り、みんなに伝えてください。ただ、新型コロナウィルス感染症が再び増加しつつあります。試合の時以外は感染防止対策をしっかり行い、ウィルスだけはお土産として持ち帰らないよう、気を付けてください。

 また、部活動全体のことですが、春休みは顧問の先生がつけない日も多くありますが、キャプテンや部長、また、その代わりの人を中心にまとまり、集中して練習や活動に取り組んでください。