<校長室より>第2学期始業式 式辞

2020年9月1日 10時10分

 いつもと違う夏休みが終わり、今日から2学期が始まります。皆さんは有意義な夏休みが過ごせたでしょうか?
 いつもと違う夏休みというのは、いつもより10日ほど短く33日間でした。また、いつもなら行われる夏祭りや盆フェスタなどの地域の行事や、県総体や吹奏楽コンクール、親善体育大会などの学校関係の行事もありませんでした。それに加えていつも以上に暑い日が続きました。
 そんな中でも、運動部では1・2年生の新しいチームがスタートし、練習や協会や連盟の大会で頑張っていました。吹奏楽部の家族を招待しての「ありがとうコンサート」は温かみがあり、とてもよかったと聞いています。クリエーション部は植物の水やりや校内の環境整備をありがとうございました。また、3年生は運動会に向けて団旗の制作やダンス練習、ご苦労様でした。


 さて、2学期は大きな行事がたくさんあります。9月には運動会、10月には新人戦や延期になっていた1年生の自然の家、11月には文化祭があります。今のところ感染症予防を講じたうえで実施予定です。2年生の修学旅行については、今治市で統一した方向性がもうすぐ出ますからお待ちください。このような時ですが、皆さんの学校行事への取り組み方で、学校やクラスの雰囲気が大きく変わります。色々と制約がありますが、一つ一つの行事を通して、一人一人が大きく成長していってほしいと思います。


 最後に、文部科学大臣から皆さんにメッセージが来ていますので、一部紹介します。
 新型コロナウィルスが広がってから、皆さんは、学校はどうなるのだろう、この先どうなるのだろうと、不安だったのではないでしょうか。新しい学期を迎えるに当たって、皆さんに伝えたいことがあります。
 新型コロナウィルスには誰もが感染する可能性があります。感染した人が悪いということではありません。感染した人や症状のある人を責めるのではなく、思いやりの気持ちを持ち、感染した人たちが早く治るよう励まし、治って戻ってきたときには温かく迎えてほしいと思います。
 新型コロナウィルス感染症が広がり、皆さんの日々の生活は一変したと思います。以前のようには友達と会いにくくなり、スポーツや文化に触れる機会も少なくなり、将来への不安やストレスを抱えている人も多いでしょう。
 これまでも、私たち人間は、新型コロナウィルスのような新しい病気を経験してきました。そのたびに、世界中の研究者が病気の原因を探り、予防方法を見つけたり、薬の開発をしたりしてきました。そうして、私たちは病気と共存していく。この歴史は繰り返されています。新型コロナウィルスも研究が進んで解明されれば、予防と治療ができるようになり、新たな共存生活が始まります。
 それまで、皆さんは今自分ができる予防をしっかり行い、将来の目標を持ち、家庭や学校で日々の学びを続けてほしいと願っています。萩生田光一 文部科学大臣からでした。

 

 以上で、式辞といたします。