<校長室より>オンライン全校朝会③「仲よし小道」

2020年7月21日 16時20分

 あなたは家族や友達と仲良くしていますか?

 

 仲良くできていない・・・という人は、「じこちゅー」なことはありませんか?

 じこちゅー=自己中心というのは実は当たり前のことなんです。最近の脳科学の研究によって、人間の脳はきわめて主観的で自己中心的に働くことが分かってきました。ですから、常に自分を正当化して他人を責めたり、否定したりするのです。お互い不完全な人間同士が分かり合うことは、きわめて難しいことなんです。

 

 したがって、相手を受け入れるには勇気が必要です。まず、自分の不完全性を自分で受け入れる勇気です。それができてはじめて不完全な相手を受け入れることができるのです。

 この自他の不完全性を受け入れることができれば、相手の存在を認め、共感する思いやりの心が働きます。その思いやりの心で相手に接すれば、相手も思いやりの心であなたに接してきます。

 また、脳科学の研究によって、脳の中に「ミラーニューロン」と呼ばれる共感を感じ取る神経細胞の働きがあることが分かってきました。つまり、こちらが愛情をもって相手に接すれば相手もそれに反復し、相手から愛情を引き出すことになるのです。反対に相手を責める心で対すると、相手から責める心が返ってくることになります。

 

 相手のことを思って、相手の立場に立って思いやりの心で接するように努めてください。そうすると、きっと家族や友達と仲良くできることでしょう。

 

「仲よし小道」 

作詞:三苫やすし、作曲:河村光陽による日本の童謡。1939年(昭和14年)発表。

 

♪仲よし小道は どこの道 / いつも学校へ みよちゃんと / ランドセル背負(しょ)って 元気よく / お歌をうたって 通う道

 

♪仲よし小道は うれしいな / いつもとなりの みよちゃんが / にこにこあそびに かけてくる / なんなんなの花 匂う道

 

♪仲よし小道の 小川には / とんとん板橋 かけてある / 仲よくならんで 腰かけて / お話するのよ たのしいな

 

♪仲よし小道の 日ぐれには / 母さまお家で お呼びです / さよならさよなら また明日 / お手手をふりふり さようなら