<校長室より>玉川グルメ情報

2021年2月20日 11時50分

 いつもお世話になっている栄養教諭の先生が本校の給食について執筆したものが、教職員向けの冊子「今治・越智の教育」に掲載されましたので紹介します。

 

--玉川グルメ情報--

 

 玉川中学校の生徒は八十三名。教職員はベテランの先生方が多く、とても落ち着いた雰囲気で、先生方は一番若いアラサーの私を娘のように思って温かく接してくれます。…失礼しました。そんな先生方は生徒たちを、愛情たっぷり下の名前で呼びます。もちろん私もです。栄養教諭の私が最初に覚える生徒は、食物アレルギーをもつ生徒です。そして、食べ物の好き嫌いが多い生徒、よくおかわりをする生徒、給食時間ギリギリまで食べている生徒…。給食の時間だけでも、いろいろな個性が見える玉川中学校の生徒たちです。

 そんな玉川中学校に赴任して二年目、玉川のおいしいものについて紹介したいと思います。自然豊かな玉川には、見渡す限りに田んぼや畑が広がっています。さらに山に向かうと、まこもたけや、しいたけ、ブルーベリーの栽培も盛んです。国道沿いには、おいしいパン屋や人気のうどん屋、ラーメン屋などもあります。それから、玉川ダムカレー。玉川ダムの形をしたカレー皿に盛り付けられているユニークなカレーです。お店によって味や材料は様々ですが、夏季休業中に私がいただいたスパイシーなダムカレーは、地域の方が作って販売しています。地域の食材を生かして地域の方が作ってくれるカレーは特別です。そして何より、玉川のおいしいもので、忘れずにアピールしたいのは学校給食!玉川中学校の生徒は、「コーンは入れないで~」「サラダにツナは入れないでね!」など、好き勝手なことをいろいろと言ってくれますが、残食はほとんどありません。(もちろん、コーンもツナも使います。)各クラスの人数は決して多くないのですが、給食が余ったときには、高倍率のジャンケン大会が開催されることもあります。玉川中学校の給食の様子は、給食調理員さんに毎日伝えています。この給食時間エピソードは学校から帰ってくる空っぽの食缶とともに、調理員さんのモチベーションを高めています。(と思っています。)

 玉川調理場は、学校から少し離れています。そのため、毎日給食を作ってくれる調理員と、毎日給食を食べてくれる生徒は、近い関係に見えて、顔を合わせることも話をすることもありません。先日、ある生徒が調理員さんへメッセージを書いてくれました。すると、調理員さんからお返事が!今後も、このようなつながりを大切にしながら、地域食材を生かした地域ぐるみの学校給食を目指したいです。「〇〇は入れないで!」は受付けできませんが、「〇〇が食べたいな!」というリクエストは大募集です。のびのび明るい玉川の子どもたちが大好きです。いつも、楽しくおいしく給食を食べてくれてありがとう。子どもの心身の成長をしっかり支えていけるよう、私自身もおいしい給食を提供できるスキルを磨いていきます。