<校長室より>第3学期始業式 式辞

2021年1月8日 17時28分

 新年、明けましておめでとうございます。 

 13日間の冬休みが終わり、今日から3学期が始まりました。皆さんの元気な姿が見られてうれしく思います。冬休み、少しはゆっくりと過ごせたでしょうか。大掃除やお手伝いなど、家族への感謝の気持ちを行動で表せたでしょうか。

 今年は、丑年ですね。おっとりと草を食べる、のんびりとした姿が思い浮かぶ牛。でも実はとても力持ちで、日本では昔から荷物を運ぶための労働力として、人の生活に欠かせない大切な動物でした。勤勉によく働くその姿が、「誠実さ」を象徴し、縁起の良い動物として十二支に加えられたとも言われています。そんなことから、丑年は先を急がず一歩一歩着実に物事を進めることが大切な年と言われています。また、牛は大変な農作業をしっかり手伝ってくれる働きぶりから、丑年は「耐える」、「これから発展する前触れ・芽が出る」というような年になると言われています。結果を求める時期ではなく、結果につながる道をコツコツと積み上げていく時期とされているようです。

 1月は1年のスタートであり、3学期はそれぞれの学年の仕上げをするときでもあります。3年生は、自分の進路の実現に向けていよいよ大詰めの時期です。1・2年生は、これまでがんばってきたことをもっと伸ばそうとか、苦手なことを克服しようとか決意した人も多いと思います。しかし、どんな人の心にも怠ける心があり、なかなか続かないものです。しかし、牛のように黙々と目の前の事をこなすことが、将来につながります。未来の自分は今の自分の頑張りに感謝をすることでしょう。未来の君に感謝をされる、今の君たち。今できることを精一杯頑張りましょう。

 新しい年の出発に当たり、皆さんがしっかりとした目標をもって、一歩一歩確実に進み、充実した1年となることを願って、式辞といたします。